[廃れゆく名門ホテル] 熊本県:阿蘇観光ホテル*1


阿蘇観光ホテル:概要

1939年(昭和14年)開業。終戦後は米軍保養施設として利用される。
その後、九州産業交通の直営ホテルとして運営、1957年に昭和天皇が宿泊されることから大改修がなされ、
現在の姿へと変貌と遂げる。以来昭和天皇は2度に渡り宿泊されている。
1999年12月、経営不振から閉館が決定、翌2000年2月に閉鎖された。
赤い屋根が特徴の洋館、和式の「蘇峰館」、家族団体向けの別館からなる大きなホテルだったが、
現在は赤屋根の洋館のみが残っている。
2006年公開のホラー映画、「輪廻」のロケ地として使用される。

というわけで以上が阿蘇観光ホテルのおおまかな紹介ですが、
ここはひとつ、摩耶観光ホテルをマヤカンというように、アソカンとでも呼びましょうか(笑

ちなみに映画:輪廻では、ホテル内の様子はアソカンとは違っており、
まったく別の場所、もしくはセットだったようです。
本館の様子は後回しにして、周辺施設から紹介してまいります。
↓続きからどうぞ。

阿蘇観光ホテルは、リゾートホテルであり、リゾートらしく様々な施設がありました。
ゴルフ場やクレー射撃場などもあったそうですが、現在は残っておりません。
ホテル下にはプールが設置されており、それは今も残っています。

プールの周りには公園もあったようで、ブランコや滑り台などが草に埋もれていました。
蔦の絡む錆びた遊具が少し寂しげです。

コメントを残す