佐世保要塞 [戦争遺跡] 牽牛崎堡塁跡(1) レジャー施設も併設?

このブログを始めた頃の最初の記事が、佐世保要塞でした。
佐世保俵ヶ浦にある、小首堡塁と丸出山堡塁の掩蔽壕など紹介しましたが、
佐世保要塞の堡塁砲台は全部で8つあり、
現在確認できる堡塁砲台跡を全てまわるべく、昨年より探索しています。

1897年から1901年までの間に設置された8つの堡塁砲台のうち、
現在確認したのは6つであり、残り2つは今のところその場所の手がかりがありません。

ブログでは既に2つ紹介済みですので、あとの4つも順次紹介していこうと思います。

今回紹介するのは佐世保市日野町にある、牽牛崎堡塁

昭和49年国土情報の上空写真で見ると○の部分にいかにも砲台跡らしきものが確認できます。

yahoo地図で見ると、この場所は佐世保レジャーランドと記載されています。
堡塁跡であるとともにテーマパーク廃墟でもあるという、1箇所で2度おいしいわけですね(?

yahooとGoogleでは画像の取得年月日が違うらしく、こちらでは建物付近にある、ミニゴルフコースは見えません。
いつ頃閉鎖されたのかは不明ですが、 「10年前は営業していた」という情報もあるようです。

レジャーランド入り口へやってきました。
中へ続く道には轍が出来ています。定期的に誰かが車で入っているのか?

轍をたどって行く先は、上空写真からも確認できるこの屋根の赤い建物。
ミニゴルフコースのレストハウスのようなものでしょうか?詳細不明です。
入り口にアメリカの特殊部隊のような名前の警備会社のステッカーが貼ってありますので、
中へ入るのは遠慮します。

崩壊もなく綺麗な状態を保っている建物を見ると、
10年以内に閉鎖されたという情報は正しいかと思いますね。

肝心の堡塁跡は次回です。

佐世保要塞 [戦争遺跡] 牽牛崎堡塁跡(1) レジャー施設も併設?” への2件のフィードバック

  1. ヨウスケさん 先日からお世話になってます。またしても昨年の記事で恐縮です(笑)。山吹会とゆう戦友会が1986年に発行した「九州砲兵概史」によると、その堡塁砲台は、ヨウスケさんが仰る通り計8ヶ所。場所は、高後崎、小首、丸出山、牽牛崎、前岳、面高、石原岳、江ノ島、となっています。ただこれ、弓張の砲台は含まれてないんですよ。ここのは、太平洋戦争に備えて昭和に入り設置されたものですので、いわゆる佐世保要塞グループには加入できなかったのかもしれませんね。なんか、よく分かりませんが。ちなみに所在地が不明なのは、どの2ヶ所でしょう?察するに、前岳と江ノ島ではないですか?前岳堡塁は、市中心部から割と近い山頂付近にありますよ。ただ夏場は、とてもオススメできません。藪と、マムシが…ってまぁ、たいていの場所がそうでしょうけどね(笑)。なお、同誌の概略地図によれば、江ノ島堡塁とは、現在は西海市に属する、西彼半島と五島列島の中間に位置する江島のことで間違いありません。何がどれほど現存しているのかは、全く分かりませんが。例えば、小首へは単身で行かれたんですか?! 自分は同行者がいましたけど、本気で恐ろしかった。長々スミマセン、それでは!

  2. 健吾さん>「九州砲兵概史」なんていう書物があるとは知りませんでした。情報ありがとうございます。弓張岳砲台跡が、他の堡塁砲台とは造りが全く違うので、以前調べたところ、健吾さんが挙げられた8箇所の堡塁に、弓張が入ってないのは気付いていましたが、記事にするのを忘れていました^^;所在が未だわからないのは江ノ島と面高です。面高はそれ自体の場所もわからないし、施設が現存しているのかいないのかも全く情報がつかめませんね。。江ノ島はどこかのサイトで離島であることはわかっていましたが、肝心の施設がどこにあるのか、その情報は上空写真でもわからないので、ある程度目処がつかなければ渡航できないな、と思っております。前岳堡塁は今年入ってから訪問済みです。昨年から佐世保に入り浸っているので、前岳堡塁っていうくらいだから前岳にあるんだろう、くらいのノリで山頂までいったところ、あっという間に見つかりました。冬であったため進入しやすいというのもあったと思いますが、付近の草木が伐採してあり、更に楽に進むことができました(笑やっぱり藪の深い場所は冬に限りますね^^自分の場合は同行者、グループで探索したことは1度しかありません。故にそれ以外は全て一人です(笑小首堡塁においても当然一人でしたが、見つけたときはかなりテンションあがってるんで、恐怖感はありませんでした。同行しませんかーなど申し出があれば受けるンですけど、そういった交流に乏しい自分なんでとりあえず今後も一人ですかね(笑ただ|∀・)・・・・・ どうしても2人以上でないと行けない場所があるんですが、健吾さんよかったら一緒に行きませんか?(笑

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